目視や画像解析では、ランダムに配向した粒子を一定軸方向の長さについて測定する「定方向径」や、粒子の投影面積に等しい理想形状(通常は円)の粒子の大きさを求める「相当径」が一般的です。この他に粒子の長軸と短軸の比率を表すアスペクト比などがあります。
当社の粒子径分布測定装置は集合体としての粒子を計測しているため、顕微鏡などによる測定と同列では議論できません。マイクロトラックのうちレーザ回折法では、得られた光の散乱パターンと同等な散乱パターンを示す球形粒子の集合体の粒子径分布を出力します。動的光散乱法では拡散に基づく球相当径を出力します。
*1ここで粉体全体という言葉を使いましたが、サンプリング誤差は考えていません。