本装置はパルスインジェクション法により3検体の化学吸着量測定を前処理から測定まで自動で行います。また測定された化学吸着量より金属分散度/金属表面積/平均金属粒子径を解析することができます。
自動車の排ガス触媒、ナフサの改質触媒、燃料電池用電極などには貴金属担持触媒が用いられています。 反応は主に貴金属上で起こるため、いかに高価な貴金属原子が固体表面上に露出しているかが、触媒調製上重要となってきます。 この露出度合いを測る一般的な方法の1つとして貴金属に対する化学吸着量を測定し、金属分散度(金属表面積)を算出する方法があります。 COパルス法による金属表面積測定法に即した測定はもちろんのこと、耐腐食性仕様(オプション)ではアンモニアやH2Sなどの化学吸着量測定も可能となります。
測定原理 | 常圧流通式 |
検出器 | 半拡散型4素子熱伝導度検出器 (TCD) |
測定/前処理ポート | 3 ポート |
ガス | キャリアー:1 前処理:3 OP:4 パルス:1 OP:2 |
パルスループ | 1 OP: 2 |
計量管容量 | 0.5cc, OP: 1.0 cc |
測定用電気炉 | Temperature control range: 50~1200°C Temperature ramp rate: 70°C / min (50~500°C), 30°C / min (500~800°C) Quick cooling: 30 min (400 -> 50 °C) |
寸法 (W x H x D) | 600 x 700 x 720 mm |
重量 | 106 kg |
ユーティリティ | ガス: キャリアー/前処理/パルス: 0.1±0.02 Mpa (Gauge), 1/8" Swagelok 接続, バルブ駆動用ガス: 0.45~0.55 Mpa (Gauge), 1/8" Swagelok 接続 |
電源 | AC 100-120 V / 1500 W, 50 / 60 Hz |
CE認証 | なし |
モニタ必要スペック | Full HD モニタ推奨 |
本ページに記載の内容は予告なく変更・修正することがあります。